2026/10/22コラム-WEB
MEO対策は代理店か直接か|中間マージンと責任範囲の違い
MEO対策の営業電話を受けて話を聞いたら、月額3万円と言われた。
別の会社に聞いたら同じ内容で1万8千円だった。
サービスの説明はほとんど同じなのに、なぜこれだけ違うのか。
差の多くは、相手が代理店なのか、自社でツールと運用を持っている会社なのかの違いです。
ただ、代理店が高いから悪いという話ではありません。
代理店にしかできない役割もあります。
この記事では、MEO対策を代理店に頼む場合と直接頼む場合の違いを、金額ではなく責任範囲の観点で整理します。
MEO業界の商流は3層になっている
まず構造を押さえてください。
- ツール提供元:順位計測や投稿管理のシステムを作っている会社
- 一次代理店:ツールを仕入れ、運用サービスを付けて販売する会社
- 販売代理店:一次代理店の商材を、自社の顧客に販売する会社
店舗が契約する相手は、このどこかです。
営業電話をかけてくるのは、3層目であることが多くなります。
層が増えるほど、間に入る会社の利益が乗ります。
同じツール、同じ運用内容でも、価格差が出る理由はここにあります。
代理店に頼む場合の利点
価格が上がるぶん、代理店にしかない利点もあります。
窓口が1つにまとまる
MEOだけでなく、ホームページ、SNS、チラシ、電話回線、リース機器までまとめて扱っている代理店があります。
担当者が1人で済むのは、人手の少ない店舗にとって実利があります。
地元の担当者が来る
訪問して写真を撮り、口コミの声かけを現場で教えてくれる代理店もあります。
オンラインだけでは進まない店舗には、この形が合います。
他の施策と組み合わせた提案が来る
MEOだけでは解決しない課題に対して、別の手段を出せるのは代理店の強みです。
代理店に頼む場合の注意点
責任の所在が分かりにくくなる
不具合やトラブルが起きたとき、代理店が窓口でも、実際に直すのはツール提供元です。
対応が遅くなることがあります。
契約前に「障害時の連絡経路」を聞いてください。
代理店が間に入るだけで、技術的な回答は上流に投げる形なのかを確認します。
担当者の知識に差が出る
販売代理店の担当者は、MEOが専門ではないことがあります。
複数商材を扱っているため、カテゴリ設定や属性の最適化まで踏み込めない場合があります。
見分け方は単純です。
「メインカテゴリは何にする予定ですか、その理由は」と聞いてください。
答えられない担当者は、運用まではできません。
解約の窓口が増える
ツール提供元との契約、代理店との運用契約が別になっている場合、片方だけ解約しても請求が続くことがあります。
契約が何本あるのかを確認してください。
直接頼む場合の利点と注意点
ツールを自社で持っている会社や、運用まで自社で行う制作会社に直接頼む形です。
利点は、価格に中間マージンが乗らないこと、判断が速いこと、技術的な質問にその場で答えが返ることです。
注意点は、対応範囲が限られることがある点です。
MEOは扱うが、チラシや看板は扱わない、といった形になります。
まとめて任せたい店舗には不向きです。
「順位保証」をうたう提案の見方
代理店の提案で、上位表示を保証する形のものを見かけることがあります。
表示順位はプラットフォーム側の判断で決まるため、第三者が確定させられるものではありません。
保証という言葉が出てきたら、次を確認してください。
- 何位までを、どの検索語で保証するのか
- 達成できなかった場合に何が起きるのか
- その検索語は実際に検索されている語か
3つ目が重要です。
ほとんど検索されない語で上位になっても、来店にはつながりません。
「○○市 ○○町 整骨院 腰痛 日曜」のような長い語は、上位を取りやすい代わりに検索数がほぼゼロということがあります。
保証の対象語を必ず書面で確認し、その語が月にどれくらい検索されているかを聞いてください。
契約形態で見るべき5項目
- 契約の相手が誰か(代理店かツール提供元か運用会社か)
- 契約が何本あるか
- オーナー権限の所在
- 最低契約期間と中途解約の条件
- 担当者が変わった場合の引き継ぎ
3つ目は何度でも確認する価値があります。
代理店がオーナー権限を持ったまま解約すると、店舗側で情報を操作できなくなります。
代理店の提案書は、3か月目以降に何をするかで見分ける
MEOの提案書は、最初の1か月の作業が厚く書かれているものが多いです。
情報整備、写真の登録、投稿の開始。
ここは誰がやっても似た内容になります。
差が出るのは3か月目以降です。
次の記載があるかを見てください。
- 表示される検索語が想定とずれていた場合に、何を変えるか
- 口コミが増えない場合に、依頼方法をどう見直すか
- 競合店が増えた場合に、どこを調べるか
- 季節で来店が落ちる時期に、投稿内容をどう変えるか
これらが書かれていない提案書は、初期設定の後は投稿を繰り返すだけになります。
月額を1年払い続ける前提なら、3か月目以降の計画が書かれているかどうかが契約の価値を決めます。
口頭で「状況を見て判断します」と言われた場合は、判断の基準を聞いてください。
基準が出てこなければ、計画がないということです。
自社で持つべき3つの情報
代理店に任せる場合でも、店舗側が持っておくべき情報があります。
これを持っていないと、提案の良し悪しを判断できません。
1. 現在の数字
表示回数、経路検索、電話タップの直近3か月分です。
管理画面から見られます。
代行を始める前の数字を控えておかないと、効果があったのかどうか比較できません。
2. 競合の状況
自店の商圏で検索したときに、地図に出てくる上位10件の店名、口コミ件数、平均点、写真の枚数です。
月に一度記録するだけで、自店の立ち位置が分かります。
3. 来店のきっかけ
受付で「何で当店を知りましたか」と聞いた記録です。
地図からの来店が全体の何割かが分かれば、MEOにいくらまでかけられるかが決まります。
この3つを自分で持っていると、代理店の提案を「それは何の数字を動かす施策ですか」と問い返せます。
複数店舗の場合は、契約の形を変える
店舗数が増えると、1店舗ずつ契約する形は非効率になります。
- 店名表記、カテゴリ、営業時間の更新ルールを本部で決める
- 投稿は店舗ごとに内容を変え、型だけ共通にする
- 口コミ返信は店舗の責任者が行う
- レポートは全店一覧で見られる形にする
代理店に頼む場合も、店舗ごとの月額ではなく全店での料金を交渉できることがあります。
10店舗以上ある場合は、自社で管理ツールを契約し、運用だけ分担するほうが安くなることもあります。
注意点として、複数店舗で同じ文面の投稿を一斉に出すのは避けてください。
同じ内容が並ぶと、どの店舗の情報か分かりにくくなります。
契約書で必ず読む4つの条項
営業担当の説明と契約書の記載が食い違っていることは珍しくありません。
署名する前に、次の4か所だけは自分で読んでください。
- 契約期間と自動更新の有無
- 解約の申し出期限(何か月前までに通知が必要か)
- 中途解約時の違約金
- 成果に関する記載(保証と読める文言があるかどうか)
2つ目で引っかかる店舗が多いです。
「3か月前までに書面で通知」と書かれていると、思い立ってすぐにはやめられません。
4つ目は、保証の文言があったほうが安心に見えますが、実際には達成基準があいまいなことが多いです。
何をもって達成とするかが書かれていない保証は、機能しません。
実際にあった失敗例2つ
失敗例1:同じ商材を二重に契約していた
ホームページ制作会社の月額にMEOの運用が含まれていたのに、別の代理店からもMEO対策を契約していた店舗がありました。
両方が投稿していたため、内容が重複し、情報の更新も食い違っていました。
既存の契約に何が含まれているかを先に棚卸ししてください。
失敗例2:解約を申し出たら、最低契約期間が2年だった
月額契約だと思っていたところ、書面には24か月の最低契約期間が書かれていた例です。
営業時の説明では触れられていませんでした。
口頭の説明ではなく、契約書の期間と解約条項を読んでください。
月額の内訳を聞くと、代理店かどうかが分かる
「月額3万円の内訳を、作業時間で教えてください」と聞いてみてください。
自社で運用している会社なら、投稿に何時間、レポート作成に何時間、情報の見直しに何時間、と答えられます。
代理店の場合、ツールの利用料がいくら、運用がいくら、という分け方になります。
どちらが良いという話ではありません。
ただ、答えられない場合は、中身を把握していないということです。
あわせて確認したいのが、ツールの利用料が店舗側の名義で契約されているかどうかです。
代理店名義で契約されていると、代理店を変えたときにデータが引き継げません。
順位の記録や投稿履歴は、積み上がるほど価値が出るものなので、名義は確認しておいてください。
地図だけに頼らない設計にしておく
代理店に任せるか直接頼むかにかかわらず、地図の情報だけに依存した集客は不安定です。
プラットフォームの仕様変更や、競合の増加で、流入が変わることがあります。
最低限、次の3つは自社の手元に置いてください。
- 自社のホームページ(ドメインは店舗名義で取得する)
- 来店した方の連絡先(公式LINEやメールなど、連絡が取れる手段)
- 紙媒体での接点(看板、ショップカード、チラシ)
地図から来た人を、次に自分から連絡できる状態に変えておくと、流入が揺れても売上が揺れにくくなります。
MEO代行の契約は、この土台ができたうえで乗せるものです。
土台がないまま月額を払い続けると、やめた瞬間にゼロに戻ります。
乗り換えるときの手順
代理店から別の会社に移る場合、順番を間違えるとデータが消えることがあります。
- 現在のオーナー権限が誰にあるかを確認する
- 店舗側がオーナー権限を取得する(または返却を受ける)
- 過去の投稿と写真を控える
- 新しい会社を管理者として追加する
- 旧契約を解約する
4番を先に済ませてから5番に進んでください。
先に解約すると、引き継ぎの間に更新が止まります。
写真については、代理店が撮影したものの著作権が店舗に移っているかを確認してください。
移っていない場合、解約後に削除を求められることがあります。
相見積りの取り方
MEOは比べにくい商材ですが、条件をそろえれば比較できます。
3社に同じ紙を渡してください。
- 店名、住所、業種
- 増やしたい来店の種類(新規か再来か)
- 現在のオーナー権限の有無
- 月額の上限
- 契約期間の希望
そのうえで、提案書に次が書かれているかを見ます。
- メインカテゴリとサブカテゴリの案と、その理由
- 最初の3か月でやること
- 月次で店舗が用意するもの
- レポートの項目
カテゴリの案が書かれていない提案書は、中身の検討をしていません。
cantikの立ち位置
株式会社cantikは、ホームページ制作とあわせてMEOの整備と運用を自社で行っています。
販売代理店を介さず、直接ご契約いただく形です。
初期費用0円、月額19,800円(税別)からで、契約は1年ごと、1年経過後は1年単位の更新です。
2年継続でサイトのデータを無償譲渡します。
買い切りをご希望の場合は15万円からで、公開時にデータをお渡しします。
直近3年で415件、64業種の制作実績があります。
順位や来店数をお約束することはしていません。
現状の地図情報のどこが手つかずかを、最初の診断でお伝えします。
相談と見積りは無料です。
ZOOM・電話・メールで全国に対応しています。
所在地は神奈川県相模原市南区南台5-21-17です。
よくある質問
Q. 営業電話で来た代理店は信用できませんか
そうとは限りません。
電話で来たかどうかではなく、カテゴリ設定の根拠を説明できるか、契約書の条件が明確かで判断してください。
Q. 代理店から直接契約に切り替えられますか
契約期間と解約条項によります。
切り替える場合は、オーナー権限の返却を先に済ませてください。
Q. ツールは必要ですか
順位の記録や投稿の一括管理には便利ですが、1店舗なら無くても運用できます。
店舗数が増えると、管理のためにツールの価値が出てきます。
Q. 1店舗だけでも依頼する価値はありますか
初期整備については価値があります。
カテゴリや属性の設定は一度やれば長く効くため、知識のある相手に任せる意味があります。
毎月の投稿と口コミ返信は、1店舗なら自店で回せることが多いです。
Q. 契約前に試せますか
初期整備だけを単発で依頼できる会社があります。
月額契約に進む前に、1回だけ依頼して対応の質を見る方法が取れます。
その際も、オーナー権限は自店で保持したままにしてください。
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cantikは初期費用0円・月額制のサブスクHPで、ホームページの制作から公開後の集客(SEO・MEO・AIO)まで、月額の中で一緒に取り組みます。作って終わりにしません。関連ページ:相模原・神奈川のホームページ制作、整体・整骨院のホームページ制作。まずは無料相談から、御社の集客プランをご案内します。
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