2026/09/09コラム-MEO
Googleビジネスプロフィールの質問と回答|現状と確認手順
Googleビジネスプロフィールの「質問と回答」は、2025年12月から利用者が新しい質問を投稿できなくなっています。
オーナーや管理者が回答できるのは、2025年11月までに投稿された既存の質問だけです。
Googleのヘルプコミュニティが、2026年1月16日時点の情報としてこの仕様変更を案内しています。
何が変わったかを表で整理し、自店の管理画面で確かめる手順と状態別の対応を説明します。
質問の代わりにAIが答える仕組みの材料を整える方法と、機能の提供状況が今後変わりうる点も最後に示します。

2025年12月に変わった3つの点を表で確認する
変わったのは新規質問の投稿、回答できる人、表示される場所の3点です。
以前の運用を前提にした解説記事を読んでも、今の画面には当てはまらない箇所があります。
| 項目 | 以前 | 2025年12月以降 |
|---|---|---|
| 新規質問の投稿 | 利用者もオーナーも投稿できた | 利用者は新しい質問を投稿できない |
| 回答できる人 | オーナーに加えて一般の利用者も回答できた | 2025年11月までの既存の質問に、オーナーか管理者だけが回答できる |
| 表示される場所 | Googleマップと検索の店舗情報に公開されていた | 管理者権限のアカウントでログインしたChromeのPCブラウザだけに質問が出る。Googleマップ・検索アプリではオーナーにも利用者にも出ない |
| 外部ツールとの連携 | APIで質問の読み取りと投稿ができた | APIは2025年11月3日に廃止されたと報じられている |
上の表の3行は、Googleビジネスプロフィールヘルプコミュニティの案内「Googleビジネスプロフィールの『質問と回答』の現状について」に基づきます。
APIの廃止日は、解説メディアのPPC Landとお名前.comの記事に書かれている日付で、Google側の一次の告知は未確認です。
Googleが挙げた理由と、AIの回答に置き換わった経緯
Googleは2025年12月3日にヘルプフォーラムで告知し、質問が増えすぎて利用者が必要な回答を探しにくくなったという声を踏まえた変更だと説明したと報じられています。
その代わりとして利用者が質問を直接入力するとAIが回答を作る仕組みがGoogleマップに入りました。
コミュニティの案内では、回答はクチコミと公式サイトとその他のウェブサイトから集めた情報をAIが要約したものだと説明されています。
報道によると公開済みの質問と回答はGoogleが現実の店舗を理解するために使われ、マップに表示される場合もあるとされています。
自店の管理画面で状態を確かめる5つの手順
確認は店舗の管理者権限があるGoogleアカウントでログインしたChromeのPCブラウザで行います。
ログインしていない状態や、スマートフォンのGoogleマップアプリでは、質問と回答が表示されないためです。
- 管理者権限のあるGoogleアカウントでChromeにログインします。
オーナーと管理者のどちらのアカウントでも確認できます。 - Google検索で自店の名前を検索し、自店のビジネスプロフィールの管理メニューを開きます。
- メニューの中に「質問と回答」の項目があるか探します。
削除が段階的に進んでいるため、項目が出ない店舗もあると解説されています。 - 未回答の質問があれば回答します。
回答は公開されるので、営業時間や料金は公式サイトと同じ言い方にそろえます。 - 残っている質問と回答を、画面の保存かテキストにして控えます。
コミュニティの案内は、この機能が将来なくなる可能性に触れています。
画面の名称や並び順はGoogle側の更新で変わるため、メニューが見つからないときは探し続けずに次の表で対応を決めます。
控えを取っておくと、あとで公式サイトのFAQに移すときにそのまま使えます。
3つの状態で対応を分ける判断表
対応は「未回答の質問が残っているか」「項目が表示されるか」「AIの回答が合っているか」の3つで決まります。
| 今の状態 | 判断の根拠 | やること |
|---|---|---|
| 未回答の質問が残っている | 2025年11月までの質問にはオーナーが回答できる | 回答して画面を控え、公式サイトのFAQの下書きにする |
| 「質問と回答」の項目が出ない | 新規質問は受け付けておらず、項目の削除も段階的に進んでいる | 項目を探し続けない。プロフィール情報と公式サイトのFAQを整える |
| AIの回答が事実と違う | 回答はクチコミや公式サイトなどの情報から作られる | 回答に「Bad」でフィードバックし、元になった情報を直す |
3つは同時に当てはまることもあり、その場合は上から順に片づけます。
未回答の質問は期限が決まっていないので、今あるものを先に処理しておくのが安全です。
よくある失敗3つ
よくあるのは古い解説に従って「質問するボタン」を探し回り、設定が壊れたと勘違いする失敗です。
新規質問は仕様として止まっているため、設定を触っても表示は元に戻らないままです。
次に多いのは以前の運用のまま自分で質問を作って自分で答える方法を続けようとする失敗です。
この方法は新規質問が止まった時点で行えなくなりました。
3つ目は質問への回答だけに力を入れて営業時間や属性の入力とクチコミへの返信を後回しにする失敗です。
AIが回答の材料にするのはこの基本情報とクチコミなので、そちらを先に整えます。

AIの回答の材料を整える4つの作業
AIが作る回答はプロフィール情報とクチコミと公式サイトなどから組み立てられるので、現在の対策は材料の側を直すことです。
質問を待つ運用から、聞かれたときに正しく答えられる状態をつくる運用に切り替わりました。
- Googleマップアプリで自店を開き、「この場所についてマップに質問する」から営業時間と駐車場と予約方法を質問して、AIの回答を読みます。
- 事実と違う回答には「Bad」マークでフィードバックを送ります。
- 誤りの出どころを探して直します。
プロフィールの営業時間・属性・説明文と、公式サイトのFAQと、クチコミの内容を順に見ます。 - クチコミに誤った情報があれば、返信欄で正しい内容を丁寧に書きます。
ポリシーに違反するクチコミは管理ツールから削除を申請します。
手順1と2と4はヘルプコミュニティの案内にある対応で、手順3は出どころを特定するための進め方です。
確認する質問は、旧Q&Aによく寄せられた営業時間・駐車場・予約方法・メニュー・アクセスの5種類から始めると抜けを防げます。
「マップに相談」は別の機能として日本で提供が始まった
Google日本公式ブログによると、「マップに相談」は2026年8月7日から数週間かけて順次提供されています。
回答には5億人以上の投稿者によるクチコミと3億以上の場所の情報が使われると説明されています。
店舗側の設定や掲載管理の説明は、このブログの範囲外です。
したがって店舗ができるのは今のところ、プロフィールとクチコミと公式サイトの情報を正確に保つことです。
順位との関係と、計測を同じ条件で行う方法
「質問に回答するとMEO順位が上がる」と断定できる公式の根拠は未確認です。
Googleのヘルプは、ローカル検索の掲載順位を主に関連性・距離・知名度の3つで決まると説明しています。
関連性は検索語句とプロフィールの一致度で、情報が充実して正確なほど表示される可能性が高まるとされています。
知名度にはウェブサイトからのリンク数とクチコミの数や評価が含まれます。
「質問と回答」は挙げられた3要素の外にあります。
順位の測り方3つのルール
順位を測るときは、地点・端末・表示の倍率を固定します。
cantikの例では、2026年9月16日に本社の地点でGoogleマップの表示倍率14に固定し、地域語9種とサービス語11種の組み合わせ99語を調べました。
76語で掲載があり、51語が3位以内でした(自社調べ)。
この計測は質問と回答の有無を比べたものではなく、地点を固定して同じ条件で測る例として挙げています。
Googleマップの順位は検索する地点や端末、ログインの状態で変わるため、別の条件で測った数字は比較の対象外です。
質問が来なくても取りこぼさない問い合わせ導線
質問と回答が使えなくなった分は、電話・メール・公式サイトの3つで受けられるようにします。
Googleビジネスプロフィールのチャット機能も2024年7月31日に終了しているため、プロフィールからの直接メッセージは使えない前提で考えます。
- 電話番号とウェブサイトのURL、予約リンクが最新かを、プロフィールの編集画面で見直します。
- 旧Q&Aの質問文を、公式サイトのFAQの見出しにそのまま移します。
答えは1文目で言い切ります。 - FAQの下に電話・メール・ZOOMの窓口を並べます。
問い合わせフォームを置く場合は、入力の手間も取りこぼしの原因になります。
cantikの自社サイトでは、2026年10月のGA4の28日間で、問い合わせページに来た181人のうち入力を始めたのは48人でした。
入力を始めた割合は約27%で、必須欄を先に出し、内容欄を任意にして入力の負担を下げました。
質問の受け皿を公式サイトに移すときも、入力欄を減らして窓口を複数用意するのが基本です。
よくある質問
Q1. Googleビジネスプロフィールの質問と回答は、今も使えますか?
新しい質問の投稿はできず、使えるのは2025年11月までに投稿された既存の質問への回答だけです。
回答できるのはオーナーと管理者に限られ、一般の利用者の回答は対象外です。
項目が管理画面に表示されない場合もあり、仕様はGoogleの更新で変わりうるため、最新の状況はGoogleビジネスプロフィールヘルプで確認します。
Q2. 質問するボタンが見つからないのは設定の不備ですか?
設定の不備ではなく、2025年12月の仕様変更によるものです。
ヘルプコミュニティも、質問するボタンが出ないという相談が複数寄せられていると案内しています。
設定を変えても表示は戻らないので、プロフィール情報と公式サイトのFAQの整備に切り替えます。
Q3. 質問と回答がなくなると、MEOの順位は下がりますか?
公式に順位が下がると示された資料は未確認です。
ローカル検索の順位は関連性・距離・知名度で決まるとGoogleは説明しており、質問と回答はその要素の外にあります。
気になる場合は、順位を同じ地点と端末で定期的に測り、変化を自分の数字で確かめます。
cantikでは、プロフィールの見直しと順位の計測をZOOM・電話・メールでご相談いただけます。
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