2026/10/25コラム-WEB
開業に合わせたホームページ制作のスケジュール|3か月前からの逆算
開業の準備は、やることが同時に押し寄せます。
物件、内装、設備、許認可、資金、採用、仕入れ。
そのなかでホームページは「あとでいい」と後回しにされがちです。
ところが、開業日に間に合わなかったサイトは、半年たっても公開されないことが多い。
理由は単純で、開業後は日々の営業で手一杯になり、原稿を書く時間がなくなるからです。
この記事では、開業日から逆算して、いつ何をすべきかを3か月のスケジュールで書きます。
なぜ開業前に公開しておくべきか
開業後に作ればいいという考え方は、3つの点で損をします。
検索に出るまで時間がかかる
公開したページが検索結果に出て、順位が落ち着くまでには時間がかかります。
開業日に公開すると、人が最も探している開業直後の時期に、検索から見つけてもらえません。
内装や設備の写真は、開業前にしか撮れない
什器が入り、清掃が終わり、まだ使っていない状態の内装は、開業前の数日しか撮れません。
営業が始まると、片付いた状態で撮る機会がなくなります。
告知の材料がなくなる
開業前の準備期間は、発信できる材料が多い時期です。
工事の進捗、設備の搬入、スタッフの紹介。
これらは開業後には作れない内容です。
開業3か月前:決める時期
この時期にやるのは、決定と手配です。
- 屋号を確定する
- ドメインを取得する(屋号が決まった時点ですぐ)
- 制作会社を決める
- 提供するサービスと価格の方針を決める
- 営業時間と定休日を決める
- 電話番号を決める
ドメインは早く取ってください。
希望の文字列が取れないことがあり、屋号の検討に影響します。
また、ドメインは契約から時間が経つほど、サイトの土台として安定します。
制作会社を選ぶときは、開業日を伝えて「間に合うか」を確認してください。
写真撮影と原稿確認の日程が、全体の期間を決めます。
この時期に決められないもの
- 完成した内装の写真
- スタッフの顔写真(採用が終わっていない場合)
- 細かい価格
決められないものは、後から足せる構成にしておけば問題ありません。
開業2か月前:中身を作る時期
- サイトの構成を確定する
- 原稿の素材を出す
- 価格表を固める
- ロゴが必要なら制作する
- 写真撮影の日程を決める
- Googleビジネスプロフィールの登録準備をする
原稿の素材出しが、この時期の山場です。
制作会社から質問票が来るので、それに答える形で進みます。
答えに詰まりやすいのは次の項目です。
- 誰に来てほしいのか
- 他店と何が違うのか
- なぜこの場所で開業するのか
- 受けないサービスは何か
4つ目を決めておくと、開業後のトラブルが減ります。
何でもできると書いたサイトは、合わない相談を呼びます。
開業1か月前:作って確認する時期
- 内装完成後に写真を撮る
- サイトのデザインと原稿を確認する
- 予約システムや問い合わせフォームを動作確認する
- Googleビジネスプロフィールを登録する
- 開業日を告知するページを公開する
ここで一度、仮公開をしておく方法があります。
「準備中」のページでも、屋号、場所、開業予定日、連絡先を出しておけば、検索されたときに見つかります。
地図の登録は、実際に営業を開始してからでないと確認が取れない場合があります。
早めに手続きを始めてください。
開業直前から開業後1か月:公開と初動
- 開業日にサイトを本公開する
- 地図の情報を完成させる(写真、営業時間、サービス)
- 開業の告知を発信する
- 初期のお客様に口コミを依頼する体制を作る
- 問い合わせの件数を記録し始める
5つ目を最初から始めてください。
開業後の数字がないと、半年後に何が効いたか判断できません。
業種によって、前倒しすべき作業が違う
同じ開業でも、業種によって急ぐ作業が変わります。
飲食店
メニューと価格が決まるのが遅くなりがちです。
仮のメニューでサイトを作り、確定後に差し替える前提で進めてください。
内観と料理の写真が主役になるため、試作の段階で撮影しておくと間に合います。
席数、個室の有無、予約方法は早く確定させてください。
治療院・整体院・鍼灸院
広告で書ける範囲が資格によって変わります。
原稿を作る前に、この確認を済ませておかないと書き直しになります。
料金表と施術時間、保険の扱いを先に固めてください。
美容室・サロン
スタッフの採用時期がサイトの公開時期に影響します。
スタッフ紹介を後から足す構成にしておけば、公開を待つ必要はありません。
スタイル写真は開業後に増やす前提で、載せる場所だけ用意しておきます。
士業・コンサルティング
事務所の写真が少なくても成立する業種です。
その代わり、取扱業務の説明と報酬の考え方を厚く書く必要があります。
原稿に時間がかかるため、3か月前から着手してください。
小売・物販
商品の点数が多いと、写真の撮影と登録に時間がかかります。
開業時は主力商品だけを載せ、後から増やす形にしてください。
開業時に作らなくていいもの
限られた時間で全部を作ろうとすると、どれも中途半端になります。
開業時に無理に作らなくていいものを挙げます。
- 詳しい会社沿革
- ブログ、お知らせの過去記事
- スタッフ全員の紹介(代表だけでも足りる)
- 採用情報(採用を始める時期に作ればよい)
- よくある質問(開業後に実際に聞かれたものを書く)
- 事例や実績(実績がない段階で無理に作らない)
特に最後の2つは、開業前に書くと一般論になります。
営業を始めて3か月経てば、実際の質問と実例が集まります。
そのときに書くほうが、読む人に届く内容になります。
開業時に必要なのは、何屋で、どこにあり、いくらで、どう連絡するかの4点です。
これが正確に書かれていれば、サイトとして機能します。
開業資金と補助金の扱い
開業時にホームページの費用を補助金でまかなえる場合があります。
ただし、制度は年度ごとに内容が変わり、公募の時期も限られます。
注意点は3つです。
- 多くの制度は、交付決定の前に発注すると対象外になる
- 申請から交付決定まで数か月かかることがある
- 実績報告と支払いの証拠書類が必要になる
1つ目が最も多い失敗です。
先に契約してしまうと、同じ内容でも補助の対象にならないことがあります。
補助金を使う予定があるなら、サイトの発注前に公募要領を確認し、スケジュールに組み込んでください。
制度の内容は必ず公式の情報でご確認ください。
自分でやる部分と外注する部分
- 屋号、価格、営業時間の決定:自分
- ドメイン取得:どちらでも可(自分名義で取るのが安全)
- 原稿の素材出し:自分
- 原稿の執筆、デザイン、実装:外注
- 内装と外観の撮影:外注または自分
- 地図の登録:どちらでも可
- 開業後の更新:自分でできる仕組みを作る
ドメインは自分名義で取得してください。
制作会社の名義になっていると、将来乗り換えるときに手間がかかります。
開業後3か月でやること
開業してからの3か月が、サイトを育てる最初の期間です。
営業が忙しい時期ですが、やることを絞れば回ります。
- 毎週:実際に聞かれた質問を1つメモする
- 毎月:メモから1本、よくある質問の項目を足す
- 毎月:地図に写真を2枚足す
- 毎月:問い合わせ件数と、来店のきっかけを集計する
- 3か月目:検索で表示されている語を一度だけ確認する
5つ目は5分で終わります。
想定していなかった語で表示されていることが多く、次に書くページが決まります。
この5つを3か月続けると、開業時には書けなかった内容が集まります。
事例、実際の質問、お客様の声。
これらは営業を始めてからしか手に入りません。
開業前に取りがちな判断の誤り
開業準備の中でサイトに関して迷う場面は限られます。
よくある判断の誤りを挙げます。
誤り1:完璧にしてから公開しようとする
ページ数を増やし、写真を揃え、文章を練っているうちに開業日が来ます。
4ページで公開し、後から足すほうが結果的に早く育ちます。
誤り2:名刺代わりだからと、連絡先だけのページにする
屋号と住所だけのページでは、検索している人の判断材料になりません。
最低限、何をいくらで提供しているかは書いてください。
誤り3:デザインに時間をかけすぎる
配色やロゴの検討に数週間かけて、原稿が進まない例があります。
見た目より、書いてある内容のほうが問い合わせに直結します。
誤り4:ドメインを制作会社名義で取る
将来の乗り換えが難しくなります。
自分名義で取得してください。
誤り5:開業後の更新担当を決めない
誰が更新するかを決めていないと、営業開始後に止まります。
自分でやるのか、月額に含めて任せるのかを、契約の段階で決めてください。
実際にあった失敗例2つ
失敗例1:開業後に着手して、半年公開されなかった
開業してから制作会社に相談し、原稿の確認が進まないまま半年が経った例です。
開業直後の忙しさで、原稿を読む時間が取れませんでした。
開業前の、比較的時間がある時期に進めておくほうが確実です。
失敗例2:内装の写真を撮り損ねた
開業準備が押して、撮影の時間を取れないまま営業を開始した例です。
その後、休業日に撮り直すことになり、余計な手間がかかりました。
内装が完成してから開業日までの間に、撮影日を1日確保してください。
開業準備の確認リスト
- 屋号を確定し、同名の事業者がいないか確認したか
- ドメインを自分名義で取得したか
- 開業日を制作会社に伝えたか
- 価格表を固めたか
- 受けないサービスを決めたか
- 内装完成後の撮影日を確保したか
- 電話番号と問い合わせ先を決めたか
- 開業後に誰がサイトを更新するか決めたか
費用の考え方
開業時は、設備と内装に資金が集中します。
サイトに数十万円の初期費用を割くのが難しい時期です。
株式会社cantikでは、初期費用0円、月額19,800円(税別)からのサブスク型でホームページを制作しています。
契約は1年ごとで、1年経過後は1年単位の更新です。
2年継続いただいた場合、サイトのデータを無償で譲渡します。
買い切りをご希望の場合は15万円からで、公開時にデータをお渡しします。
月額にページの追加と修正が含まれるため、開業時は最小構成で公開し、営業しながら足していく進め方ができます。
直近3年で415件、64業種の制作実績があります。
相談と見積りは無料です。
ZOOM・電話・メールで全国に対応しています。
所在地は神奈川県相模原市南区南台5-21-17です。
よくある質問
Q. 開業前でも地図に登録できますか
事前に登録の手続きを始めることはできますが、確認の手順があるため、開業日の直前から直後にかけて完了する形になることが多いです。
早めに着手してください。
Q. 最小構成とは何ページですか
業種によりますが、トップ、サービスと価格、アクセス、問い合わせの4ページで公開できます。
開業後に、よくある質問、事例、スタッフ紹介を足していきます。
Q. 開業が延期になった場合はどうなりますか
公開日を調整します。
開業日が未定の段階では「準備中」のページを出しておき、確定後に本公開する形が取れます。
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