2026/07/27コラム-WEB
WordPress運用と保守の費用|月額に含まれる作業の見分け方
WordPressの運用保守とは、公開したサイトを安全に動かし続けるために、更新・バックアップ・監視・修正を決まった頻度で続ける作業です。
費用は「どこまでを含むか」で決まるので、金額より先に作業の範囲を項目で比べます。
cantikの保守は月9,800円(税別)〜で、契約は1年ごとです。
以下では作業を5つに分けた表と、費用の見方を示します。
自社で持つか任せるかの判断表と、よくある失敗も取り上げます。
依頼前の確認手順は最後に並べます。

WordPress運用保守の作業は5つに分けられる
運用保守の作業は更新・バックアップ・セキュリティ・表示確認・コンテンツ修正の5つです。
どれか1つが抜けると別の作業のやり直しで取り返す形になるため、頻度と担当を最初に決めておきます。
| 作業 | 中身 | 確認する画面 | 頻度の目安 |
|---|---|---|---|
| 更新 | WordPress本体・テーマ・プラグインを新しい版にする | ダッシュボードの「更新」 | 週1回 |
| バックアップ | ファイルとデータベースの両方を別の場所に保存する | バックアップ用プラグインの履歴 | 更新の直前と週1回 |
| セキュリティ | 不要な管理者の削除・ログイン試行の確認・SSLの期限確認 | 「ユーザー」一覧とサーバーの管理画面 | 月1回 |
| 表示確認 | スマホとパソコンで主要ページが崩れていないか見る | ブラウザ(実機) | 更新のたび |
| コンテンツ修正 | 営業時間・料金・担当者・お知らせの書き換え | 固定ページと投稿 | 変更が出たとき |
頻度は目安です。
サイトの規模やプラグインの数で変わるので、自社のサイトに合わせて決め直します。
更新を入れる手順を1つずつ並べる
- バックアップを取り、ファイルとデータベースの両方が保存できたことを履歴で確認する。
- ダッシュボードの「更新」を開き、本体・プラグイン・テーマのどれが更新待ちかを見る。
- プラグインは1つずつ更新し、1つ入れるたびにトップページと問い合わせページを開いて表示を見る。
- ツールの「サイトヘルス」を開き、「重要」と出た項目があればその場で直す。
- スマホの実機で主要3ページ(トップ・料金・問い合わせ)を開いて崩れがないか確かめる。
WordPress本体の軽微な保守・セキュリティ更新は、初期設定では自動で適用されます。
プラグインとテーマの自動更新は画面で切り替えられますが、フォームや予約機能のプラグインは更新後に動作を見たいので、手動で1つずつ入れるほうが安全です。
運用保守の費用は含まれる6項目で決まる
運用保守の費用は、作業の数と、不具合が出たときに誰がどこまで直すかで決まります。
相場の金額は会社ごとの幅が広く、サイトの規模でも変わるため、この記事では挙げずに項目で比べます。
比べる際は金額より先に、見積書の項目を1つずつ並べます。
cantikの保守は月9,800円(税別)〜で、契約は1年ごと(1年経過後は、あらためて1年単位で更新)です。
含まれる作業の範囲は、契約前の見積りで項目ごとにお伝えします。
| 見積書の項目 | 確認すること | 書かれていないときの影響 |
|---|---|---|
| 更新作業 | 本体・プラグイン・テーマのどれが対象か | プラグインだけ古いまま残る |
| バックアップ | 頻度・保管先・何世代分を残すか | 戻したい日の分が残っていない |
| 復旧対応 | 不具合が出たとき費用が別かどうか | 障害のたびに追加の請求が出る |
| 修正の依頼 | 月に何件まで・どの範囲まで含むか | 文字の差し替えまで別料金になる |
| 報告 | 作業内容を書面や画面で見られるか | 何をしてもらったのか分からない |
| 契約期間 | 期間・更新の方法・途中解約の条件 | やめたいときに条件を初めて知る |
見積りを取る前に自社で数えておく3つ
見積りの精度は、依頼する側が出せる材料の量で上がります。
ダッシュボードの「プラグイン」を開いて入っている数を数え、問い合わせフォームや予約機能のような止まると困る機能に印を付けます。
2つ目は直近1年で修正を依頼した回数です。
回数が月に1回を超えるなら、修正込みの契約のほうが1件ごとに払うより管理しやすくなります。
3つ目はサイトが止まったら何が困るかを1行で書くことです。
「予約が入らなくなる」のように書けた内容が、復旧の優先順位になります。
自社で持つか任せるかは3つの条件で決める
自社で保守できるのは、更新の担当者がいて復旧の経験もあり、止まっても業務が続く場合です。
1つでも欠けるなら、一部または全部を任せたほうが安く済むことがあります。
| 状況 | 向く形 | 理由 |
|---|---|---|
| 担当者がいて週1回の更新ができる | 自社で持つ | 費用は道具代だけで済む |
| 更新はできるが復旧の経験がない | バックアップと復旧だけ任せる | 失敗したときの戻し方を専門に任せられる |
| 担当者が兼務で週1回の確認が続かない | 更新と確認を任せる | 放置された期間が長いほど更新が一度に溜まる |
| 予約・通販・問い合わせが売上の主な入口 | 全部任せる | 止まった時間がそのまま売上の損失になる |

任せる場合に自社へ残す2つの権限
保守を任せる場合も、サーバーとドメインの契約名義は自社にしておきます。
名義が制作会社や保守会社になっていると、契約をやめたときにサイトを移せなくなる場合があります。
管理者アカウントの発行先も、担当者の個人メールではなく会社のメールアドレスにしておくと、退職や異動で入れなくなる事態を避けられます。
よくある失敗は更新・バックアップ・フォームの3か所で起きる
運用保守の事故は更新後の白い画面・同じサーバーだけのバックアップ・届かない問い合わせの3か所に集中します。
どれも作業を飛ばしたときに起きる形なので、手順を決めておけば防げます。
10個のプラグインを一度に更新して画面が白くなる
更新待ちが10個以上たまった状態で一括更新を押す形が、よくある失敗です。
押した直後にサイトが白い画面になります。
どのプラグインが原因か分からないので、1つずつ止めて探すことになり、復旧までの時間が延びます。
更新は1つずつ入れ、入れるたびに表示を見ます。
バックアップがあれば、原因探しの前に更新前の状態へ戻せます。
バックアップを同じサーバーの中に置いている
バックアップのファイルを、サイトと同じサーバーの中に置いている形もよく見ます。
サーバー側の障害やアカウントの停止が起きると、サイトとバックアップが一緒に使えなくなります。
保存先は別のサーバーかクラウドにし、年に1回は実際に復元できるかを試します。
止まった問い合わせフォームに2週間気づかない
迷惑メールの判定が厳しすぎると、検索から来た人の送信まで止まってしまうことがあります。
送った本人には「送信完了」と表示されるため、送る側も受け取る側も気づけません。
自分で試しても直接アクセスでは通るため、画面を見ているだけでは気づけません。
2026年10月11日には、会社名の欄に詐欺リンクを入れて自動返信を踏み台にする送信が、約77分で2,277件ありました。
cantikは、名前欄のURLや電話欄の英字のように人の入力では起きない形だけを止め、お客様が普通に書く送信は止めない設計に直しています。
保守の項目へ月1回の「テスト送信が届くか」と「拒否ログに本物が混じっていないか」の確認を入れておきます。
依頼前に確認する手順を5つに絞る
保守会社を選ぶときは、見積書の金額より、障害時の動き方を5つの手順で確かめます。
- 現在のサイトで入っているプラグインの一覧と、サーバーの契約名義を手元に用意する。
- 2〜3社に同じ材料を渡し、見積書の項目が表の6項目に当てはまっているかを見比べる。
- 「サイトが開かなくなったとき、連絡からどのくらいで動くか」を文章で答えてもらう。
- 契約期間・更新・途中解約の条件を、見積書ではなく契約書の条文で読む。
- 最初の1か月の作業報告を見て、何を更新して何を確認したのかが読み取れるかを確かめる。
「障害時の動き方」は金額には出ませんが、止まった日の売上に直接響く項目です。
3つ目の手順の答え方は、会社ごとに違いが出ます。
「営業時間内に連絡を受け、その日のうちに状況を返す」のように時間帯と動作が書いてあれば、依頼後の動きが想像できます。
「迅速に対応します」だけの回答は、何を何時間以内にするのかが分からないため、もう一度具体的な数字を聞き返します。
5つ目の作業報告は、プラグイン名と版の番号が並んでいれば読み取れます。
バックアップの日付と、表示確認をしたページの名前も並んでいるかを見ます。
cantikではWordPressサイトの保守・運用をZOOM・電話・メールでご相談いただけます。
現在のサイトのプラグイン数や契約名義を教えていただければ、含まれる作業を項目ごとにお返しします。
よくある質問3つ
Q1. WordPressの保守をしないとどうなりますか?
更新が止まったサイトは、公開されている脆弱性が残ったままになり、改ざんや乗っ取りを受けやすくなります。
見た目が変わらないまま、問い合わせフォームだけが動かなくなる形もあります。
止まってから探すより、週1回の更新と月1回の確認を決めておくほうが、作業の量も少なく済みます。
Q2. 保守は月にどのくらいの作業時間がかかりますか?
作業時間はプラグインの数・ページ数・フォームや予約機能の有無で変わり、一律の時間は決められません。
更新と表示確認だけなら、プラグインの数が少ないサイトほど短く済みます。
自社のプラグインの数を数えたうえで、見積りの際に作業時間の見込みと報告の方法を聞いてください。
Q3. 途中で保守会社を変えられますか?
変えられます。
ただしサーバーとドメインの名義が自社にあることが前提です。
名義が保守会社にある場合は、移管の費用と日数が別にかかることがあります。
契約書の途中解約の条件と、引き継ぎ資料(管理者情報・プラグイン一覧・バックアップ)を出してもらえるかを、契約の前に確かめておきます。
まずは無料相談から。
「何から始めればいいか分からない」段階でも大丈夫。
いまのサイトの入口を見える化し、直す順番をご提案します。
ご相談・お見積りはすべて無料です。
お電話でのご相談(平日09:00〜18:00)
080-7084-3102 タップで発信


