2026/10/14コラム-WEB
ホームページの維持費を無料にする方法|制約と境目
ホームページの維持費を0円で運用する方法はありますが、広告の表示・独自ドメインが使えない・サービス終了の3つの制約を受け入れる場合に限られます。
独自ドメインを使うと年間のドメイン代が発生するため、完全な0円はサービスが用意するアドレスで公開する場合の話です。
この記事では維持費の内訳と無料で公開できる方法の制約、有料との境目を表と確認手順にまとめました。
事業用のホームページを無料で始めたい方が、後から作り直す手間を減らせる順番で書いています。
維持費は4項目あり0円にできるのは一部に限られる
ホームページの維持費は、ドメイン代・サーバー代・SSL証明書・更新と保守の作業の4項目で、このうち0円にできない費用の筆頭はドメイン代です。
サーバー代とSSLは無料の仕組みがあり、更新の作業は自分で行えば0円になります。
| 費目 | 内容 | 金額の目安 | 0円にできるか |
|---|---|---|---|
| ドメイン代 | URLの使用料で毎年更新が必要 | 年間1,000円台から数千円の幅。種類と更新料は登録会社の料金ページで確認 | 独自ドメインを使う限り0円にできない |
| サーバー代 | サイトのデータを置く場所の利用料 | 月数百円から数千円の幅。各社の公式料金ページで確認 | サービス内蔵の枠や無料のホスティングなら0円 |
| SSL証明書 | アドレスをhttpsにする暗号化 | 多くのレンタルサーバーで無料の証明書が使える | 0円が一般的 |
| 更新と保守の作業 | 文言の変更・WordPressの更新・不具合の対応 | 自社管理は月5,000円程度、管理会社に依頼すると月2万〜5万円という例が示されている(atsoho.comの解説記事「ホームページ保守の費用相場」2026年版) | 自分で行えば0円 |
表の4行目にあたる更新と保守は、お金ではなく自分の時間で払う費用です。
自分で更新する場合、WordPressならダッシュボードの「更新」を月に1回は開く習慣が必要になります。
ここでの「0円」は現金の支出の話です。
月に一度の更新作業を続けられるかどうかまで含めて、無料で運用できるかを判断してください。
無料で公開できる3つの方法とそれぞれの制約
無料でホームページを公開する方法は、作成サービスの無料プラン・Googleサイト・静的ホスティングの無料枠の3つで、いずれも何かの制約と引き換えです。
1つ目の方法はWix・Jimdo・STUDIOなどの作成サービスの無料プランです。
ブラウザ上でレイアウトを組めるので、HTMLの知識がなくても公開できます。
無料プランには、運営会社の広告やロゴの表示・独自ドメインが使えない・ページ数や容量の上限といった条件が付くのが一般的です。
内容は各社の公式料金ページで確認できます。
2つ目の方法はGoogleアカウントで作れるGoogleサイトです。
料金はかからず、独自ドメインを割り当てる機能もあります。
ブログや予約の仕組み、検索向けの細かい設定には対応していないため、会社案内や団体の案内ページに向いています。
3つ目の方法はGitHub PagesやCloudflare Pagesなどの静的ホスティングの無料枠です。
広告が出ないうえに独自ドメインも使えます。
HTMLとCSSを自分で書くか、静的サイトを書き出せるツールが必要で、更新のたびにファイルを入れ替える作業が発生します。
Googleビジネスプロフィールの情報から作れる無料のウェブサイト機能は、Googleの案内により2024年3月に提供が終了しました。
運営側の判断で無料の機能が突然終わる可能性を示す実例です。
無料プランを選ぶ前に確認する5つの項目
無料プランを選ぶ前の確認は、料金ページと利用規約を開いて5項目を順に見るだけで済みます。
登録してから気づくより、登録前に5分かけるほうが後の作り直しを減らせます。
- 料金ページを開き、無料プランの「広告の表示」「独自ドメイン」「ページ数」「容量」「アクセス数の上限」の5つの欄を見る
- 利用規約を開いて、商用利用(事業での利用)が認められているかを見る
- サイトのデータを書き出せるか(エクスポート機能の有無)を、ヘルプページで検索して調べる
- アドレスが「会社名.サービス名.com」のような形になる場合は、将来サービスを移るとURLが変わる点を理解しておく
- サービスの終了や仕様変更があったときの案内方法を、公式のお知らせのページで確認する
後から響くのは特に3つ目と4つ目です。
無料のサービスから別のサービスへ乗り換えるとき、アドレスが変わると、検索で積み上げた評価を新しいアドレスへ移すための転送の設定(301リダイレクト)が必要です。
この設定ができるかどうかは、サービスによって異なります。
よく見かけるのは、名刺やチラシに無料サービスのアドレスを印刷した後で独自ドメインへ移行し、古い印刷物からのアクセスが途切れる例です。
印刷物に載せるアドレスは、最初から独自ドメインにしておくのが安全です。
無料のままでよい場合と有料にする場合の境目を4状況で見る
無料のままでよいかどうかは、検索から見つけてもらう必要があるかと、サイトを事業の窓口として何年使うかの2点で決まります。
4つの状況ごとの判断を次の表にまとめました。
| 状況 | 無料で足りるか | 有料にする部分 |
|---|---|---|
| 名刺代わりに1ページだけ置きたい | 足りる | なし |
| 名刺やチラシにURLを載せて長く使う | 一部は足りる | 独自ドメイン(年間のドメイン代) |
| 検索やGoogleマップから見つけてもらいたい | 不足しやすい | 独自ドメインとサーバー、検索向けの設計 |
| 問い合わせや予約が売上に直結する | 不足しやすい | 独自ドメイン・サーバー・更新と保守の体制 |
2行目の「独自ドメインだけを有料にする」形は、維持費を抑えながら将来の作り直しも避けられる中間の案です。
独自ドメインを自社名義で取り、サイト本体は無料の枠に置いておけば、サービスを乗り換えてもアドレスは変わりません。
3行目と4行目は、無料プランの広告やサブドメインが、そのまま機会の損失になる状況です。
たとえばGoogleマップから来た人がホームページを開いた瞬間に他社の広告が出れば、問い合わせの前に離れてしまいます。
ここは維持費を削る場所ではなく、整える場所として考えます。
維持費を3年分の総額で比べる手順
維持費は月額や年額で見ず、3年分の総額で比べると差がはっきりします。
ドメインの更新料は初年度と次年度以降で金額が違う場合があり、1年目の安さだけでは判断できないためです。
- ドメイン代は登録会社の料金ページで「新規登録」と「更新」の2つの金額を見て、1年目と2年目以降に分けて書き出す
- サーバー代は契約期間ごとの月額で見る。
期間が長いほど月額が下がる設定のサービスもある - 更新と保守を自分で行うか依頼するかを決め、依頼する場合は月額を確認する
- 3年分を足して、3つの案(無料サービス・独自ドメイン+安価なサーバー・月額制)を並べる
安く見える案ほど見落としやすいのが、手順3の更新作業です。
自分で行う場合は、更新作業の担当者と、その人が休んだときの代わりを先に決めておきます。
更新が止まったホームページは、情報が古いまま検索や地図に残るためです。
手順4では金額だけでなく「何が含まれるか」も並べます。
制作費・デザイン・更新の手間が料金に入っているのか、別料金なのかで、同じ月額でも意味が変わります。
維持費が月額に含まれる月額制の3つの違い
月額制のホームページは、制作費・サーバー・ドメイン・更新作業を月額にまとめる形で、無料の方法とは費用の払い方が違います。
無料の方法が「自分の時間で払う」のに対して、月額制は「お金で預ける」形です。
cantikのサブスクHPは、初期費用0円・月額19,800円〜(税別)で、契約は1年ごとです。
1年経過後はあらためて1年単位で更新します。
期間の途中で解約する場合は、残りの期間分の月額をお支払いいただきます。
2年継続していただくと、サイトのデータを無償でお渡しします。
2年未満で解約した場合は、データの譲渡ができず、サイトは公開を停止します。
譲渡はできる限り協力しますが、サーバー移管などの細かい作業は別途費用です。
無料で始めて後から作り直す場合と、最初から月額制を選ぶ場合の違いは、更新と検索向けの設計を誰が担当するかに表れます。
無料の方法の限界が気になった段階で、ZOOM・電話・メールのいずれかでご相談いただけます。
今のサイトの状態を見たうえで、無料のまま続ける案と月額制に移る案を並べてお伝えします。
まずは無料相談から。
「何から始めればいいか分からない」段階でも大丈夫。
いまのサイトの入口を見える化し、直す順番をご提案します。
ご相談・お見積りはすべて無料です。
お電話でのご相談(平日09:00〜18:00)
080-7084-3102 タップで発信

