2026/10/14コラム-WEB
士業ホームページの写真|信頼される撮り方と避ける素材
士業のホームページで信頼につながる写真は、代表の顔がはっきり分かる写真と、実際の事務所の入口や面談室の写真です。
相談する人は依頼の前に「どんな人に、どんな部屋で話すのか」を確かめたくなるので、モデルが写ったフリー素材では代わりになりません。
この記事では代表・事務所・面談の3種類の写真の撮り方と、使ってはいけない素材、プロに頼むか自分で撮るかの分かれ目をまとめます。
今のサイトに載っている写真を1枚ずつ見ながら読んでください。
信頼につながる写真は代表・事務所・面談の3種類
士業のサイトに載せる写真は、相談する人が確かめたいことに1枚ずつ答える形で選びます。
3種類の写真と置くページ、撮るときの要点を表にしました。
| 写真の種類 | 置くページ | 相談する人が確かめたいこと | 撮るときの要点 |
|---|---|---|---|
| 代表の写真 | トップ・代表あいさつ | 話しやすそうな人か | 目線はレンズへ向け、肩から上と上半身の2種類を撮る |
| 事務所の外観と入口 | 事務所案内・アクセス | 迷わずに着けるか | 建物名と看板が読める角度で撮る |
| 面談室 | 相談の流れ | 周りに話を聞かれないか | ドアや仕切りが分かる構図にする |
| スタッフの写真 | 事務所紹介 | 誰が対応してくれるか | 本人の了承を取ってから撮る |
代表の写真はトップと代表あいさつの両方に使います。
士業への相談は個人の事情や会社の内情を話す場面が多く、相談する人は担当する人の顔を見てから連絡するかを決めることが多いからです。
面談室の写真は、相談の内容が外に漏れないかという不安に答える写真です。
個室であることやドアが閉まることが分かる構図で撮ると、文章で「個室で相談できます」と書くより伝わります。
ZOOMでのオンライン相談を受けている事務所は、相談を受けるときの画面の様子も1枚あると、初めてオンラインで相談する人が当日の流れを想像できます。
写真には短い説明を添えます。
「2階の個室の面談室です。
ドアを閉めて相談を受けます」のように写っている場所と使い方を書くと、写真だけでは伝わらない情報を補えます。
同じ説明を画像の代替テキストにも入れておくと、読み上げの機能を使う人にも内容が伝わります。
よくある失敗は、トップの大きな写真をビルや街並みのイメージ素材にして、代表の写真をサイトの奥のページにだけ置く形です。
トップから2回クリックしないと顔が見えない作りでは、相談する人が知りたいことに答えるまでに時間がかかります。
代表写真は5つの設定で撮る
代表写真は光の向き・背景・距離・目線・構図の5つをそろえると、プロに頼まなくても印象が安定します。
スマホで撮る場合も次の手順で進めます。
- 代表が窓の横に立ち、顔の片側から自然光が当たるようにします。
真正面の窓や天井の照明だけだと影が強く出ます。 - 背景は事務所の本棚や無地の壁を選び、書類や配線が写らないように片付けます。
- 撮る人は2mほど離れ、スマホなら2倍の倍率で撮ると顔のゆがみが出にくくなります。
- 目線はレンズに向け、口を閉じた表情と少し笑った表情の両方を撮っておきます。
- 横長と縦長・肩から上と上半身の4通りを撮り、使うページに合わせて選べるようにします。
服装は普段相談を受けるときの服にそろえます。
撮影の日だけ特別な服にすると、面談で会ったときの印象と写真がずれます。
よくある失敗は、10年近く前に撮った写真を使い続ける形です。
初めての面談で写真と実際の印象が違うと、相談する人は小さな違和感を持ったまま話を始めることになります。
見た目が変わったと感じたら撮り直します。
写真を明るくしたり肌を整えたりする加工は、本人と分かる範囲にとどめます。
補正のアプリで顔の形まで変わってしまうと、写真と本人が一致しない原因になります。
事務所と面談の写真で守る4つの注意点
事務所と面談の写真では、相談者の情報が写り込まないことを最初に確かめます。
弁護士・税理士・社会保険労務士・行政書士などの士業はそれぞれの法律で秘密を守る義務を負っているので、写真から相談者の情報が読み取れる状態は避けます。
- 机の上の書類・パソコンの画面・ホワイトボード・壁のカレンダーの予定を片付けてから撮ります。
- 面談の様子はスタッフに相談者の役をしてもらい、実際の相談者は写しません。
- 外観は建物の名前と入口が分かる位置から撮り、エレベーターや階段の場所も1枚足します。
- 撮った写真は拡大して、書類の文字や画面の表示が読めないかを確かめてから使います。
手順2のようにスタッフが相談者の役をした写真は、写真の下に「写真はスタッフが撮影のために再現したものです」と添えておくと、実際の相談の場面と誤解されずに済みます。
外観の写真は看板が逆光にならない時間帯を選びます。
建物の向きによって午前と午後で看板の明るさが変わるので、撮る前の日に同じ場所をスマホで試し撮りし、看板の文字が読める時間を確かめておきます。
同じ写真はGoogleビジネスプロフィールにも使えます。
Googleのヘルプでは写真の形式をJPGかPNG、ファイルの大きさを10KBから5MBまでとしています。
推奨の解像度は720×720ピクセルです。
サイト用に撮った写真をこの条件に合わせて書き出しておくと、地図に表示される事務所の写真もそろいます。
よくある失敗は、面談室の写真の奥にあるホワイトボードに、前の日の打ち合わせのメモが残っている形です。
縮小した画面では気づきにくいので、手順4の拡大の確認を公開前の決まりにしておきます。
使ってはいけない素材4種類と代わりの写真
士業のサイトで避ける素材は、権利の問題が起きるものと、実在しない人や場面を事務所のことのように見せるものの2つに分かれます。
具体的には次の4種類です。
| 避ける素材 | 起きうる問題 | 代わりに使う写真 |
|---|---|---|
| 他のサイトやSNSから保存した写真 | 著作権の侵害になる | 自分で撮った写真か利用条件を確かめた素材 |
| 人物のフリー素材を代表やスタッフのように使う | 実在しない人を所属の人と誤解させる | 本人の写真か人物の写らない写真 |
| 利用規約で使い方が制限された素材 | 規約に反した使い方になる | 規約を読んで条件に合う素材 |
| AIで作った人物の画像 | 実在の人物のように見えて誤解を招く | 本人の写真か事務所の写真 |
素材サイトの中には、人物が写った写真を借金・離婚・病気のような繊細な話題と結びつけて使うことを規約で制限しているものがあります。
債務整理や相続の相談ページで人物の素材を使う前に、利用規約のこの項目を読みます。
士業の広告については、それぞれの士業団体が規程を設け、事実と異なる広告や誤解を招く広告を禁じています。
人物の素材を代表やスタッフのように見せる使い方は、この点からも避けた方が安全です。
素材を使う場合は、ダウンロードした日と素材サイトの名前、規約のページのURLを一覧に残しておきます。
あとで規約が変わったり権利を問われたりしたときに、使った時点の条件を示せます。
人物の写真が用意できないページには、事務所の入口や本棚、相談で使う資料のように実在するものの写真を使います。
人が写っていなくても、実際の事務所の写真であることが相談する人の安心につながります。
プロ撮影と自分で撮る場合の分かれ目
代表写真はプロに頼み、事務所や入口の写真は自分で撮る分け方が、費用と仕上がりの釣り合いを取りやすい形です。
動かない被写体は条件をそろえれば自分でも撮れますが、人物の表情と光の当て方は経験の差が出やすいからです。
プロに頼むかどうかは次の3つで判断します。
- 代表写真をトップの大きな面積に使うなら、プロに頼む方が仕上がりが安定します。
- スタッフが多く全員をそろった条件で撮りたいなら、まとめて頼むと1日で終わります。
- 事務所の外観と入口だけなら、晴れた日に自分で撮り直しを重ねる方が手軽です。
撮影を頼むときは、撮る写真の一覧と使うページを先にカメラマンに渡します。
当日の撮り漏れが減り、横長と縦長の両方が必要な写真も指定できます。
撮影したデータの著作権は、契約で決めていなければ撮影したカメラマンに残るのが原則です。
使う範囲(サイト・パンフレット・Googleビジネスプロフィール・SNS)と期間、加工してよいか、別の制作会社に渡してよいかを契約のときに書面で決めておきます。
撮影の日は相談の予約を入れない時間帯を2〜3時間空けておきます。
前の日までに事務所を片付け、撮る写真の一覧に沿って部屋ごとの順番を決めておくと、当日は着替えや移動の待ち時間が短く済みます。
よくある失敗は、制作会社が手配した撮影の写真を、制作会社を変えた後も使えると思い込む形です。
使える範囲が書面で残っていないと、サイトを作り直すときに写真を撮り直すことになります。
士業の写真でよくある4つの質問
Q1:顔写真を出したくない場合はどうすればよいですか?
顔を出さない場合は面談室と入口の写真を増やし、経歴とあいさつ文を本人の言葉で書いて人柄を伝えます。
手元や後ろ姿の写真を使う方法もあり、実際の事務所で撮った写真であることが伝われば素材を使うより安心してもらえます。
Q2:スマホで撮った写真でもサイトに使えますか?
事務所の外観や入口、面談室の写真は今のスマホで十分に撮れます。
光の向きと縦の線のまっすぐさをそろえ、拡大して文字の写り込みを確かめれば、サイトにもGoogleビジネスプロフィールにも使えます。
Q3:写真はどのくらいで撮り直せばよいですか?
代表の見た目が変わったとき、事務所を移転したり内装を変えたりしたときに撮り直します。
スタッフが入れ替わったときは、事務所紹介の写真から退職した人が写ったものを外します。
Q4:スタッフの写真を載せるときに気をつけることはありますか?
スタッフの写真は本人の同意を書面で取り、退職したときにいつまでに外すかも同意書に書いておきます。
氏名を載せるかどうかも本人ごとに選んでもらい、名字だけや役割だけの表記も選べるようにします。
士業のホームページの写真の選び方や撮影の段取りは、cantikでZOOM・電話・メールでご相談いただけます。
制作の進め方はホームページ制作のページにまとめています。
まずは無料相談から。
「何から始めればいいか分からない」段階でも大丈夫。
いまのサイトの入口を見える化し、直す順番をご提案します。
ご相談・お見積りはすべて無料です。
お電話でのご相談(平日09:00〜18:00)
080-7084-3102 タップで発信

