2026/07/29コラム-SEO
SEOバックリンクの増やし方|中小企業ができる6つの手順
SEOのバックリンクとは、他のサイトから自社サイトへ張られたリンクのことで、Googleがページを見つけて内容を理解するときの手がかりの一つです。
中小企業が増やすなら、リンクを買い集めるのではなく、取引先・所属団体・地元のメディアに紹介してもらう順番で動くのが現実的です。
現状の確認と取りやすい6種類を先に並べ、避ける手段に続けて依頼の手順と効果の測り方を載せます。

バックリンクの評価で見られる3つの要素
Googleは、ページ同士のリンクをたどって新しいページを見つけ、リンクの文脈もページを理解する材料にすると案内しています(Google検索セントラルのリンクに関するガイド)。
バックリンクは本数を数えるものではなく、どこから、どんな文脈で張られたかを見るものです。
| 見る要素 | 確認する点 | 強い例 | 弱い例 |
|---|---|---|---|
| リンク元との関連性 | 自社の業種や地域と話題が重なるか | 地元の商工会議所の会員紹介ページ | 業種も地域も無関係な一覧ページ |
| リンクの周りの文脈 | 文章の中で自社の仕事に触れているか | 取引先の記事内で自社の仕事を紹介した一文 | ページ下部に大量に並んだリンク集 |
| リンクの文字 | 張られた言葉が自社を表しているか | 社名・サービス名・「相模原のホームページ制作」 | 「こちら」「詳細」だけの文字 |
上の3つは公式ガイドの考え方を、確認用の見方に直したものです。
リンクの本数と順位の対応表は公開されていません。
「何本で上がる」と言い切れる数字は存在しないので、本数を目標にしない運用が前提になります。
リンクには検索結果を通らず、紹介ページから訪問者を運ぶ働きもあります。
取引先のサイトに社名とURLが載れば、その記事を読んだ人が直接見に来ます。
Search Consoleで自社の被リンクを確認する5つの手順
自社のバックリンクは、Search Consoleの「リンク」画面で無料で確認できます。
- Search Consoleにログインし、左のメニューから「リンク」を開く。
- 「外部リンク」の「上位のリンクされているページ」を見て、どのページが紹介されているかを確かめる。
- 「上位のリンク元サイト」を開き、見覚えのないドメインや海外の無関係なサイトが並んでいないかを見る。
- 「上位のリンク元テキスト」で、社名やサービス名が入っているか、「こちら」ばかりになっていないかを見る。
- 「内部リンク」を開き、記事から主要ページ(サービス紹介や料金)へ張れているかを確かめる。
この画面の一覧は全件ではなく、表示できる件数に上限があります。
全リンクの監査ではなく、傾向をつかむ用途で使います。
見えた状態に応じて、次の表で動きを決めます。
| 見えた状態 | 考えられる原因 | 次にやること |
|---|---|---|
| リンク元がほとんどない | 外部に紹介される機会を作っていない | 次の章の6種類から、手間が小さい順に1つ選ぶ |
| リンクされているのがトップページだけ | 個別の記事やサービスページが紹介に値する形になっていない | 紹介されやすい資料ページ(チェックリストなど)を作る |
| 見覚えのない大量のリンク元がある | 自動で作られたリンクが張られた可能性 | 手動対策の通知がなければ放置してよい場合が多い。通知が出たときだけ否認ツールを検討する |
| リンクの文字が「こちら」ばかり | 依頼時に表記を指定していない | 次回の依頼文で社名とサービス名を書き添える |
否認ツールはGoogleが、手動対策を受けた場合など限られた状況向けのものと案内しています。
使う前に通知の有無を毎回確かめてください。
中小企業が取りやすいバックリンク6種類と最初の一歩
中小企業が取りやすいのは、すでに関係がある相手に紹介してもらう方法です。
新しく知り合う相手に頼むより、取引や所属の関係が先にある相手のほうが依頼が通りやすく、リンク元の関連性も高くなります。
| 種類 | 具体例 | 手間 | 最初の一歩 |
|---|---|---|---|
| 所属団体の会員紹介 | 商工会議所・商工会・業界団体の会員名簿 | 小 | 会員ページに自社が載っているか、URLが正しいかを確かめる |
| 取引先・協力会社の紹介 | 相手のサイトの取引先一覧・導入事例 | 小 | 実際に取引のある会社へ、掲載の可否を電話かメールで尋ねる |
| 取材・掲載 | 地域メディア・自治体の事業者紹介 | 中 | 開業や新サービスなど話題のある時期に、広報窓口へ連絡する |
| 講演・寄稿 | セミナー主催者の登壇者ページ・業界メディアの寄稿欄 | 中 | 自社が話せるテーマを1つに絞り、主催者へ提案する |
| 自社運営のプロフィール | Googleビジネスプロフィール・SNS・各種プロフィール欄 | 小 | 公式サイトのURLが全部に同じ形で入っているか確かめる |
| 引用される自社資料 | 実測データ・チェックリスト・用語集 | 大 | 自社の現場で数えられる数字を1つ決め、取り方を明記して公開する |
SNSやプロフィール欄のリンクは、評価に使われるかどうかとは別に、社名で検索した人が公式サイトへ着く入口になります。
6種類の中で時間がかかるのは最後の資料づくりです。
手を付ける順番は、上の行から順に進めるのが無理のない進め方です。

購入や相互リンク集など避ける4つの手段
Googleのリンクスパムに関するポリシーは、順位を操作する目的のリンクを禁じています。
代表的なものは次の4つです。
ポリシーに反したリンクは、評価されないだけでなく、手動対策の対象になる場合があります。
- リンクを買う:金額と引き換えにリンクを張ってもらう方法で、広告や協賛で掲載料を払う場合は、リンクにsponsored属性を付けてもらうのがGoogleの案内です。
- 相互リンク集に載る:お互いに張り合うだけのページを、順位のために大量に作る方法です。
- 記事の大量掲載:同じ語句をリンクの文字にした寄稿を、多数のサイトへ配る方法です。
- 自動ツールで作る:ブログやディレクトリへ機械的に登録する方法です。
よくあるのは「リンクを〇本増やします」という営業の提案を受けて、出どころを確かめずに契約してしまう流れです。
契約前にリンクが張られるサイトの一覧と、そのサイトが自社と関係する理由を書面で出してもらってください。
出せない場合は見送るのが安全です。
Googleは、2022年12月にSpamBrainというAIによるスパム対策をリンクにも適用すると発表しています。
買ったリンクが評価されなくなる流れは、すでに仕組みとして動いています。
掲載を依頼する流れを5つの手順で進める
依頼は相手に手間をかけさせない形にして、1件ずつ丁寧に進めます。
- 候補を洗い出す。
取引先から始めて所属団体と地元メディアへ広げ、自社を紹介できそうなページを探す。 - 相手のページの更新担当を調べる。
問い合わせフォームか、掲載依頼を受ける窓口のメールを確かめる。 - 依頼文を書く。
自社の一文紹介、載せてほしいページのURL、相手の読者にとっての価値の3点を入れる。 - 掲載後にリンクを確認する。
URLの間違いや、リンクが切れていないかを実際に押して見る。 - 台帳に残す。
依頼日・相手・掲載ページ・リンクの文字を表にして、3か月に1度見直す。
依頼文でよく起きる失敗は、トップページのURLだけを送ることです。
紹介してほしい内容に合う個別のページを指定しないと、相手の記事と自社ページの話題が合わなくなります。
もう1つの失敗は社名の表記ゆれです。
株式会社の位置や英字表記が相手のサイトごとに違うと、同じ会社として認識されにくくなります。
依頼文に正式表記を書き添えてください。
バックリンクの効果を測る3つの指標と待ち方
バックリンクの効果はSearch Consoleの「リンク」とGA4の参照元、検索パフォーマンスの3つで測ります。
| 指標 | 見る場所 | 確認する点 |
|---|---|---|
| リンク元の数と顔ぶれ | Search Console「リンク」の外部リンク | 依頼した相手が一覧に出たか、関連のあるサイトが増えているか |
| 紹介からの訪問 | GA4の「集客」にある参照元の一覧 | 掲載ページ経由の訪問があるか、問い合わせに進んだか |
| 社名での検索 | Search Consoleの検索パフォーマンス | 社名やサービス名で出るクエリの表示回数が増えたか |
リンクをGoogleが見つけて評価に反映する時期は、公開されていません。
順位が動くかどうかも約束できません。
見直しは3か月ごとが目安です。
台帳の依頼先を何件掲載してもらえたか、そのうち訪問が来たのは何件かを並べ、成果の出ない種類は縮めます。
cantikではSEOを月9,800円(税別)〜でお受けしており、契約は1年ごとです。
被リンクの現状確認からSEO対策全体の組み立てまで、ZOOM・電話・メールでご相談いただけます。
バックリンクのよくある質問3つ
Q1. 被リンクは多いほど順位が上がりますか?
本数だけでは決まりません。
リンク元の関連性や文脈が見られるため、関係の薄い大量のリンクより、取引先や所属団体からの数本のほうが意味を持ちます。
本数と順位の対応を示す公式の数字はないので、本数を目標にすると、買う・集めるといった避けたい手段に流れやすくなります。
Q2. 相互リンクは禁止されていますか?
取引先同士が互いに紹介し合うこと自体は禁止ではありません。
順位のためだけに大量の相互リンクを作る行為が、ポリシーの対象です。
見分けるにはそのリンクがなくても、読者にとって意味があるかを考えます。
お互いの取引を紹介する一覧なら自然ですが、無関係な業種が並ぶリンク集は避けてください。
Q3. 自社だけで進められますか?
候補の洗い出しと依頼文の作成は自社でできます。
難しいのは紹介される価値のある資料を作る部分と、ポリシーに触れるかどうかの判断です。
資料づくりやポリシーの確認が必要なときは、cantikにご相談ください。
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