2026/08/07コラム-SEO
SEOの権威性とは|E-E-A-Tを高める5つの材料と置き場所
SEOの権威性は、Googleが公開している点数ではなく、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)という評価の考え方の1つです。
ドメインパワーのように外部ツールが出す数値とは別のもので、中小企業が最初に整えるのは、運営者情報・執筆者・出典の3点です。
この記事は権威性を示す材料を記事のどこに何を書いて置くかを、確認できる手順にして解説します。
権威性とE-E-A-Tの関係|Googleが示す4つの要素
権威性はE-E-A-Tの4要素のうちの1つで、4つを合わせて「このページを信頼してよいか」を判断する材料になります。
E-E-A-Tは品質評価者向けのガイドラインに書かれた考え方で、Googleは検索の仕組みがこれに沿ったコンテンツを評価できるよう設計していると説明しています。
2022年12月に、先頭に「経験(Experience)」が加わり、現在の4要素になりました。
| 要素 | 意味 | ページ上で示す材料 |
|---|---|---|
| 経験(Experience) | 実際に使った・やった人の情報か | 自分で撮った写真・自社の実測値・失敗談 |
| 専門性(Expertise) | その分野の知識や技能があるか | 執筆者の経歴・資格・手順の具体性 |
| 権威性(Authoritativeness) | その分野の情報源として認められているか | 第三者の掲載・引用・受賞(実在するもののみ) |
| 信頼性(Trust) | 情報が正確で運営者が明らかで安全か | 運営者情報・出典・更新日・SSL化 |
ガイドラインでは4つのうち信頼性が最も重要だと位置づけられています。
健康・お金・安全に関わるYMYL分野では、特に厳しく見られます。
ドメインパワーはSEOツール各社が独自に算出する指標で、Googleが使う数値ではありません。
ツールの数値は参考にとどめ、ページ上で確認できる材料を増やす方向で考えると迷いません。
ここからは実際にどのような手順で評価を高めていくべきか具体的な進め方を解説します。
- 現状のページにある執筆者情報や運営者情報の記載漏れを確認する作業を10分程度で行います。
- 社内の実測値や実際に撮影した写真が足りているかを各記事で15分ほどかけて洗い出します。
- 不足している材料を補うためのスケジュールを20分程度で組み立ててから修正に着手します。
手順に沿って一つずつ確認することで漏れを防ぎながら進めることができます。
作業を進める際はあらかじめ必要な情報を手元に集めておくとスムーズに完了します。
情報の収集から公開までの流れを整えておくことで効率よく対策を行えます。
正確な情報を素早く反映させることが検索評価を高めるための近道になります。
定期的にこの手順を見直すことで内容の精度を常に保つことが可能になります。
日々の運用の中で少しずつ改善を重ねる意識を持って取り組んでください。
焦らず確実に手順をこなすことが成果につながる方法となります。
すべての要素が揃っているかを常にチェックしながら作業を進めましょう。
権威性を示す5つの材料と置き場所
文例:株式会社〇〇(代表取締役:山田太郎、設立:2015年4月所在地:東京都〇〇区〇〇1-2-3、電話番号:03-0000-0000)はこれまでに400社以上のSEOコンサルティングとコンテンツ制作を手がけてきた専門企業です。
権威性を示す材料は、運営者情報・執筆者・出典・更新日・第三者の評価の5つで、置く場所はそれぞれ決まっています。
| 材料 | 置く場所 | 書く中身 |
|---|---|---|
| 運営者情報 | 会社概要ページとフッター | 社名・所在地・電話・メール・代表者名・設立年 |
| 執筆者・監修者 | 記事の冒頭か末尾 | 氏名・担当分野・経歴(実在する範囲だけ) |
| 出典 | 数字や制度を書いた箇所の直後 | 公的機関や公式ヘルプの名称とURL・確認日 |
| 更新日 | 記事のタイトル下 | 公開日と最終更新日の両方 |
| 第三者の評価 | 実績ページ・会社概要 | 掲載媒体・受賞・取引先(許可を得たものだけ) |
5つのうちすぐに直せて効果が見えやすいのは運営者情報です。
会社概要に電話番号とメールアドレスがなければ、連絡先が確認できるページとして扱われにくくなります。

資格や受賞歴を盛って書くと、確認された時点で信頼が一気に下がります。
持っていない肩書は書かず、事実として言える実績だけを並べてください。
cantikの場合は制作実績が400件超あることと、所在地・電話番号・営業時間を会社概要に載せていることが、書ける材料になります。
実際に外部からの信頼を得るためには上記のような正確な文言を適切な場所に掲載する必要があります。
情報の記載に不備がないかを定期的に見直すことが信頼維持の基本となります。
事実に基づいた正確な情報を公開し続けることが長期的な成果を生むことにつながります。
細かな部分まで油断せずに正確な表記を心がけて運用を行ってください。
正しい情報を丁寧に伝える姿勢がユーザーの安心感を生み出します。
経験を記事に入れる3つの型
経験は自分で見た数字・自分で撮った写真・うまくいかなかった記録の3つの型で記事に入れられます。
他社の記事を言い換えた文章は、どれだけ整っていても経験の材料になりません。
1つ目:自社で測った数字
Search Consoleやアクセス解析で見た実数を、取得した期間と一緒に書きます。
cantikは自社コラム627本を直近90日で見て、377本のクリックが0だったことを2026年9月20日に確認しました。
記事の本数を増やしても読まれるとは限らないという事実、公開後3ヶ月間でのアクセス発生率は約40パーセントの目安、検索順位が50位未満にとどまる割合が全体の6割を超えるといった具体的な数字を把握することで現在の立ち位置を正確に判断できます。
こうした実測値のデータを文章内に組み込むことで、記事全体に説得力が生まれ、読者に対して確実な情報を提供することが可能になります。
感覚的な表現を避け、実際に計測された数値に基づいて現状を分析・判断するクセをつけてください。
自社の状況を客観的な数字で示すことが信頼性の向上へと直結します。
具体的なデータを提示しながら記事を作成する手順を普段から意識することが大切です。
2つ目:自分で撮った写真と画面
設定画面や現場の写真は、素材サイトの画像と違って、実際に作業した証拠になります。
個人情報や顧客名が写り込んでいないかを確認してから載せてください。
やってはいけない例として、編集前のプライバシー保護対象が含まれたままスクリーンショットを掲載することや、他サイトの画像を許可なく転用することが挙げられます。
これらは著作権違反や情報漏洩のリスクを招くため駄目です。
代わりにモザイク処理を徹底した自前の画面キャプチャを用意するか、必要な部分だけを切り抜いた画像を使用する対策を行ってください。
自分で撮影した生の画像を使用することが検索エンジンおよびユーザーへの大きなアピール材料となります。
安全に配慮された画像を適切な手順で挿入することで記事の質が飛躍的に向上します。
3つ目:つまずいた記録
うまくいった話より、直す前の状態と直した手順のほうが、同じ悩みを持つ読者に役立ちます。
「何をして、何が起きて、どう直したか」の3点が書ければ十分です。
よくある思い込みとして、失敗談を載せると会社のイメージが下がると考えるケースがありますが、実際は逆に「リアルな検証を行っている企業」として信頼が高まる傾向にあります。
なぜなら失敗の原因と解決までのプロセスが詳細に記されている情報こそが、同じ問題に直面している読者にとって最も価値のある情報だからです。
カッコいい成功事例ばかりを並べるのではなく、現場で起きたトラブルとその克服の記録を包み隠さず文章化する姿勢を心がけてください。
読者が抱く疑問をあらかじめ先回りして解消できるような実体験の記載が求められます。
飾らない実直な記録を残すことが結果としてサイト全体の評価を引き上げます。
運営者情報を構造化データで伝える手順
運営者情報は画面の文章だけでなく、構造化データ(JSON-LD)でも検索エンジンに伝えられます。
会社を表すOrganizationの情報を入れておくと、社名・所在地・連絡先・公式SNSのURLが機械にも読める形になります。
- 会社概要の内容(社名・住所・電話・公式SNS)を1か所にまとめます。
- JSON-LDで、Organizationとして1回だけ定義します。
- GoogleのリッチリザルトテストにURLを入れ、Organizationが検出されるかを確認します。
- 主要ページを10本から20本選び、どのページでも同じ内容が出ているかを数えます。
最後の「ページごとに数える」確認を飛ばすと、気づかないまま抜け落ちることがあります。
cantikのサイトでも、構造化データの重複を整理する処理の誤りで、会社情報が48ページで出力されていない状態が見つかりました。
画面の見た目は変わらず、エラーも出ないため、出力されたページの数を機械で数えて初めて気づきました。
修正後は想定したページ数と出力数が一致するかを確認しています。

構造化データの設置後はテストツールを使用してエラーが発生していないかの最終確認を行ってください。
検索エンジンのクローラーが正しく情報を読み取れているかを定期的にチェックすることが重要です。
実装したコードに誤りがないかを数日おきに確認する作業を運用スケジュールに組み込んでおくと安心です。
機械にも人間にもわかりやすい状態を常に維持することがサイト全体の評価を高める結果につながります。
細心の注意を払いながら正確なデータ送信の仕組みを構築していきましょう。
すべての設定が意図通りに機能していることを確認しながら丁寧なサイト運営を続けてください。
自社の記事を5項目で点検する手順
権威性の点検は記事を1本選び、5つの確認項目を順に見て満たしているかを記録すれば終わります。
- 執筆者か監修者の名前が、記事のどこかに書いてあるか。
- 数字や制度の説明に、出典の名称とURLが付いているか。
- 公開日と最終更新日が表示されているかを確かめる。
- 自社で撮った写真か自社で測った数字が、1つ以上入っているか。
- 会社概要へのリンクがあり、連絡先が確認できるか。
5つすべてを満たす記事は、信頼を示す材料がそろった状態です。
1つでも欠けていれば、そこが次に直す項目になります。
直し方は項目ごとに決まっています。
- 名前がない:記事末尾に執筆者の氏名と担当分野を1行で入れます。
- 出典がない:数字を書いた文の直後に、公式ページの名称とURLと確認日を書きます。
- 日付がない:テンプレートで公開日と更新日を表示させ、内容を直した日に更新日も直します。
- 経験がない:自社の実測値か現場の写真を1つ足します。
- 連絡先がない:記事の下部に会社概要へのリンクを置きます。
点検はSearch Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、ページ別に表示回数が多いのにクリックが少ない記事から始めます。
最初の1本が直し終わったら、同じ手順を次の記事に当てていく順番です。
直した効果を数字で追うために、点検の対象は1回に3本から5本までにしてください。
修正日と変更内容をメモしておき、4週間後に表示回数・クリック数・平均掲載順位を前の期間と比べてください。
点検作業は1記事あたりおおむね15分から20分を目安に進めてください。
以下の4つのステップに従って手元の作業を進めると迷いにくくなります。
- ステップ1として、点検する記事のURLをスプレッドシートに書き出し、Search Consoleから直近28日間の表示回数とクリック数を控えます。
- ステップ2として、この記事を開き、5つの確認項目に照らし合わせて足りない要素にチェックを入れます。
- ステップ3として、足りない要素のうち、執筆者名の追加や出典のリンクなど今すぐ直せる部分をその場で修正して公開ボタンを押します。
- ステップ4として、修正した日付と内容をスプレッドシートに記録し、4週間後に再度Search Consoleを開いて数値の変化を確認します。
この4つのステップを1回につき3本から5本の記事に対してまとめて実施します。
作業全体の所要時間は5本の場合でおおむね1時間から1時間半を見込んでおくと確実です。
特定の1本だけに時間をかけすぎず、まずは数を決めてテンポよく点検と修正を回していくことが大切です。
一度修正を終えた記事は、次に大きなリライトを行うまでの基準としてそのまま残しておきます。
権威性づくりでやりがちな失敗3つ
よくあるのは近道を探して、外部リンクの購入・肩書の水増し・記事数だけの追加に手を出す失敗です。
- 外部リンクを購入する:順位操作を目的にしたリンクの売買は、Googleのスパムポリシーで禁止されています。
代わりに実績ページの整備や、事例を取材してくれた媒体への掲載依頼など、実在の評価につながる方法を選びます。 - 肩書や実績を盛る:確認されたときに、サイト全体の信頼が下がります。
数字は取得日と出典を添え、取引先名は許可を得たものだけを出します。 - 記事の本数だけ増やす:中身が薄い記事が増えると、読まれない記事の比率が上がります。
cantik自身が、コラム627本のうち377本がクリック0という状態から、記事の作り直しに切り替えた経緯があります。
権威性は実在する材料を地道に増やして築くものです。
数か月で結果が出る性質のものではなく、運営者情報や出典の整備は1回直せば長く効く土台になります。
順位の変化は他社の動きや検索の仕組みの変更にも左右されるため、cantikでは順位の約束はしていません。

文例:監修者紹介に掲載するプロフィールの文例です。
「〇〇株式会社 代表取締役。
製造業の現場改善コンサルタントとして従事した10年間の実務経験をもとに、中小企業向けの業務効率化やSEO設計を支援。
現場で得た実測データに基づく解説記事を多数執筆。
」このように実際の役職と具体的な経験年数を記載します。
この文例のように、どのような立場からどのような経験をもとに情報発信しているかを具体的に示すことが信頼につながります。
肩書を必要以上に大きく見せるのではなく、事実ベースの経歴を簡潔にまとめることが長期的な運用の安全性を高めます。
自社の記事のどこから直すかは、SEO対策の相談の中で一緒に整理できます。
cantikでは、ZOOM・電話・メールのいずれでも、点検の進め方からご案内しています。
知らないと損する注意点
プロの肩書さえあれば自動で評価されると思われがちな誤解
高名な専門家の名前を載せるだけで、記事の中身が薄くても上位表示されるという思い込みがあります。
実際は専門家が執筆や監修をしていても、記事内に独自のデータや一次情報がなければGoogleの評価は高まりません。
なぜなら単なる肩書のレンタルではなく、ユーザーの課題を解決する実質的な情報の有無が重視されるからです。
ご自身の記事を確かめるには、専門家の名前を外しても一次情報や実測値だけで価値が成立しているかを確認してください。
- 記事のメイン見出しとリード文を開き、専門家の肩書を一度メモ帳などで非表示の状態にします。
約3分で作業できます。 - 本文中の主張を支えているデータや実測値が、その専門家の名前なしでも論理的に成り立っているかを読み返します。
約10分かかります。 - もし名前を外した瞬間にただの一般論になる場合は、自社で調査した数値や独自の一次情報を最低1つ追加します。
約20分かかります。 - 最後に専門家の肩書はあくまで補助的な信頼の裏付けとして機能している状態になっているかを再確認します。
約5分で完了します。
古い情報をそのまま放置しても更新日だけ直せば伝わると思われがちな誤解
記事の中身を変えずに更新日だけを新しく書き換えれば、新鮮な情報として再評価されるという思い込みがあります。
実際は数値や法律の基準が古いまま日付だけ変えても、ユーザーの役に立たない低品質なページと判断されます。
なぜなら検索エンジンは本文中のデータやリンク先の内容まで含めて情報の新しさを判定しているからです。
ご自身の記事を確かめるには、1年以上前に書いた数字や制度の記述が現在も正確であるかを当時の出典に沿って見直してください。
文例:ご担当者様。
お世話になっております。
公開から1年が経過した貴社監修記事について、最新の法改正や統計データに合わせた本文の刷新と正確性の再検証をお願いしたく存じます。
読者の悩みを無視して自社実績ばかり並べても権威性になるとiverrと思われがちな誤解
会社の受賞歴や大きな実績を記事の随所に大量に書き込めば、それだけで権威あるコンテンツとして認識されるという思い込みがあります。
実際は読者の検索意図と関係のない自社アピールが多いと、かえって読みにくい広告ページとみなされて離脱につながります。
なぜならE-E-A-Tはユーザーの疑問を解消するための信頼の裏付けとして機能するよう求められているからです。
ご自身の記事を確かめるには、実績の記載が読者の不安を解消する文脈の中に自然な形で組み込まれているかを確認してください。
記事あたりの自社実績や受賞歴の記載は、全体の文字数の目安として5%以下、または1つの見出し内につき1箇所程度に留めることが重要です。
この目安を超える回数で実績が登場する場合や、読者の検索キーワードと直接関係のない創業年数や資本金のアピールが連続している場合は、過剰な自社アピールと判断して削る作業を行ってください。
実績の数よりも、読者の悩みを解決するための具体的な手順や一次情報のボリュームが十分に確保されているかを判断基準にすることが実務上効果的です。
いまの状態を確かめるチェックリスト
手元の記事が信頼性を満たしているかを、自分で○×を付けて確認するための8項目です。
- 会社概要ページに実在する所在地と連絡先が書かれている
- 記事の冒頭か末尾に執筆者や監修者の氏名と経歴がある
- 数字や制度の説明に公式な出典の名称とURLがある
- 公開日と最終更新日の両方がタイトルの下に表示されている
- 自社で撮影した写真や現場の画面が使われている
- 自社で計測した実数値や失敗談が書かれている
- 記事内の主張や実績に誇張や虚偽がない
- 構造化データで運営者情報が機械に読める形になっている
信頼性を高めようとするあまり、実際には存在しない自社の成功事例を脚色して書いたり、裏付けのない数値を断定口調で記載してしまう失敗が多く見られます。
このような表現はユーザーの不信感を招くだけでなく、検索エンジンからも低品質と判定される原因になります。
代わりにたとえ小さな失敗談や限定的なデータであっても、自社で実際に起きた事実や測定できた数値だけを正確に記述するようにしてください。
チェックリストをいきなり全部すべてしようとすると手が止まるため、まずは自社の実績や裏付けデータを隠さず出し、事実だけを淡々と文章に落とし込む作業から始めてください。
×が多かった場合は、まず会社概要の連絡先整備と、記事ごとの執筆者名の追加から手を付けてください。
次に数字への出典追加と自社の経験談の挿入を進めると効率よく改善できます。
日々の業務で手が回らない場合は作業を任せる選択肢もありますので、無料相談へお気軽にお問い合わせください。
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